髪をすきながら、桜田は囁く。 桜田の声は低くて、聞くたびにドキドキする。 「だけど、杉宮のしたくないことはしない」 優しすぎる桜田。 あたしだって同じ気持ちなのに。 「…あたしは、桜田のしたいことならする」 そう言うと、桜田は嬉しそうに目を細めた。 「だったら、どうする…?」 甘い囁き。 あたしは頷くことしかできない。