――――な、泣くっ!? 急に泣かれて、慌ている俺の背中に杉宮は手を回した。 「よかった…」 ホッとした声。 「あたしね、桜田がテニスしてるとこ好きなの」 杉宮は小さく呟いた。 抱き合ってないと聞こえないくらいだった。 「だからね、テニス応援したい。だけど、」 杉宮は少し迷いながら言った。 「あたしのこと好きなのかな、って思っちゃう。」 え……。