夏に、恋をした。



杉宮は抵抗するが、離す気なんてまったくない。


「嫌だ。」


一言で杉宮の抵抗をねじ伏せ、ゆっくりと囁く。



「ごめん、あれは姉ちゃん」



杉宮は身体を強張らせながら目を見開いた。


「…お姉ちゃん?」


信じれない、と顔に書いてある杉宮。

だけど、安堵も混ざっていた。


「そうだよ。荷物持ちさせられてて」


杉宮の頬にゆっくりと涙が伝う。