「杉宮っ」 呼ぶと、杉宮はビクッと身体を震わせてから、逃げようとする。 だけどここで逃がしたら運動部の男子ではない。 腕を掴み、逃がさない。 「離して…」 杉宮は今にも泣きそうな顔で言った。 そんな顔に思わずドキッとしてしまう。 衝動的に抱き締める。 杉宮が息を飲むのを感じた。 「桜田…嫌、だ…」