あんな、安心しきった表情。 あたしが固まっていると、桜田もあたし達に気がついた。 「…杉宮」 駄目だ。 ここにいたらあたしの中の全てが崩れ落ちそう。 固まっているあたしを見て桜田が横にいる女の人を見た。 そして、複雑そうな顔つきになった。 再び、桜田と視線があった途端、あたしはクルッと回れ右。 お店とお店の間の裏路地に逃げ込んだ。