今年もいつもと変わりのない夏休みを過ごすのだろうか。
地方の学校へ通う私は、終業式が終わると電車に揺られ携帯の待ち受けを見る。
「今年で5年か…」
ブーッブーッ
携帯のバイブが鳴る。
[ゆずちん、今日帰るんでしょ~!?明日あたり遊ばない?]
メールの送信者は穂香。
私の小学校からの友達…親友だ。
[明日ね、開けておくね^^]
メールを返すと、眠りについた。
ねぇ、私達出会わなかった方がよかったのかな。
夏休み、私は恋をした。
それは、胸がキューっとなって切なくなって意味もなく泣きたくなったり胸に何か刺さったみたいに苦しい恋でした。