家を出て、繁華街についたときには彩音のテンションが急上昇した。

「この服!この鞄!そろそろ、マフラーも!パンプスも可愛い!いやん、このブレスレットにネックレス、ピアスに可愛いものばっかり!」



私は何かの呪文だと思った。



「え?買うの?」


私の少しおどけた声に彩音は完全無視。
ショップの店員さんを呼んでは、これください!の一言。


彩音の買い物が終わったら、何故か分からないけど荷物持ちになってしまった。