悲壮の牡丹


朝になると、彩音がコンビニで何かを買ってきて温めていた。

「おはよ」

すっぴんの彩音に言われる。

「あー…おはよう」

私も返事をして、顔を洗いに洗面台に行った。
今の時期に水はツライ。
もうすぐ冬かと思いつつ彩音の居る場所に戻った。

「今何時?」

とっさに私が言うと、彩音は携帯の画面を開けた。

「11時」

それだけ言うと、温められたパスタを目の前に置かれた。

そして、オレンジジュースも。