悲壮の牡丹



私のお母さんとお父さんは私が小さい時に事故で亡くなった。

親戚もたらい回しにされた。
たらい回しにたらい回しをされた挙句、18年生きて初めて出てきた外の世界。

そこで、出てきて一年で今の彩音と出会った。

彩音との第一印象は覚えてないが最悪だった気がする。

「私のお母さんはねー、とっても純粋だったよ」

彩音が言う。

「そうなの?」

相槌に近い返事を返した。
彩音は少し笑って私の隣に寝そべった。

「やっぱ、広い布団よりも狭くなった布団が私は好きだな」

一人用の布団の中に私と彩音はくっ付いて寝た。

凄く暖かい。