君が教えてくれたこと






静まりかえる教室。


俺は両手に持った紙を強く握りかえす。


「ぼくのゆめ。ぼくはおおきくなったら…」


たくさんの息を吸い込んだ。


「せかいいちのサッカーのゴールキーパーになりたいです。 いちねんさんくみ二宮圭吾。」


誰もが驚くような声で言い張った俺はとびっきりの笑顔を見せる。


当然、大きな拍手に包まれ、俺は満足げに席に座った。


俺は二宮圭吾。


この時は小学1年生。


この瞬間から俺の戦いが始まっていたんだ。


長い長い旅の一歩が…