本を読もうとするとタイミング悪くチャイムが鳴った。 「さすがに誰も取らない……よね」 元あったところに本を戻して、大急ぎで図書室を出ようとした。 「……っ」 突然起こった頭痛に足がふらつく。 それでも早く教室に行きたくて、授業を終わらせて『不思議の国のアリス』を読みたくて、必死に教室へと足を進めた。