今までのあたしなら、絶対もっと落ち込んでいただろう。 周りを気にせず、部屋に閉じこもっていたかもしれない。 でもこれ以上、わがままに生きていては駄目。 みんなに迷惑かけるだけだ。 「ラキさん、おはよ!!」 パンを配っているラキさんに声をかけた。 「……おはよう」 でも返ってきたのは、そっけない返事。 何で…??