「それ、俺からだから。」
「いま読んでいいの?」
聞くと、たかとは顔を赤くしながら
「帰ってから!!!!」
そう念を押していってしまった。
わたしは、葵ちゃんが帰ってこないかと
一人で教室で待っていた。
するとー
「智友ーーーー」
泣きながら葵ちゃんが帰ってきた。
「どうしたの?!!」
すると、
「あさやがね、付き合おってー、嬉しすぎてー」
葵ちゃんは泣きながら私をだきしめる。
「やー、おめでとっ」
といいながら、
2人で喜びあいながら帰った。
そして、家へ着いた。
ブレザーのポケットから
紙の音がした。
たかとからの手紙だ。
私は自分の部屋で着替えて
ベットに寝転がりながら読み始めた。