そのあとも、ぼーっとしていて、
その日は終わった。

放課後、葵ちゃんと教室で話していた。

「智友さあ、たかとくんのことどうなの?」

「どうって…友達じゃない?」

と言うと、

「あー、たかとくん可哀想な感じだ」

と言いながらトイレに行くと言い
いってしまった。


ガラッ


葵ちゃんが帰ってきたと思い振り替えると
たかとがいた。

すると、私の目の前に座った。

「葵ちゃん帰ってくるよ?」

たかとは黙ったままだ。



たかとの様子がなんかおかしい。

「たかとー?」

すると、

「葵ちゃんは帰ってこないよ。」

「なんで?」

「あさやが呼び出したから。あさや、葵ちゃんにコクるんだってさ。」

やっぱりあさやくん、葵ちゃんのこと
思った通りだった。

すると…

「智友さ、彼氏いないんだよね?」

「うん」

「好きな人…とかは?」

「いないよー」

すると、小さな便箋を机の上に
置いた。