Distance(みちのり)

2時間半 ようやく着いた。雪が降っていた。千明わドコ?来てない?もうダメに なった?ドコ?そんな事を考えながら雪の中 通りまで歩いていた。フェリー最終便 人通りも少ない そんな薄暗がりの中 向こうから ニットキャップを深くかぶった 男の子が ゆっくりバイクを押しながら歩いてくる、「千明だ!」「千明!」千明も気付いた「カスミ!」バイクを放り出して千明が走ってくる!私も走る!ギュッと抱きしめられた。千明わ来てくれた。涙が止まらなかった。その日わ会えなかった日を埋めるかのように愛し合った。幸せ