そう言って、彼がしたことは…―――




チュッ―――


おでこにキス。


ななななな、なにしてんの!!?


「ははっ。彩夢、顔真っ赤~」


「ば、バカにしないでよ!びっくりしたんだから…」



「じゃ、学校でな」


「うん、あとであたしも行くから」



「おう、じゃ」







涙は行ってしまった。
30分後には会えるのに、こんなにも寂しいなんて思ったのは初めて。
この思いはなんなの?




こういうときはー…

奈乃香だ