「どうしてココアなんですか?」
一瞬キョトンとした顔をして、フフッと笑うと
「だって私、コーヒー嫌いなのよ~。
苦いし、あんなもの飲めないわ!ココアの方が
甘くて美味しいじゃない。あなたもそう思わない?」
必死に訳を説明する先生を見ていると、自然と笑顔になれた。
「やっと笑ったわね。」
先生は安心した様に微笑むと、静かにマグカップを置いた。
「………え?」
私、そんなに笑ってなかったかな…。
「むしろ怖い顔してたわよ~」
え!!
「先生…今、私しゃべってませんよね。
…はっ!もしや先生ってエスパー…「いやいや違いますから。」
…じゃあ何?
「バリバリ声に出てたからね。」
嘘っ!
