次の日…



私は珍しく朝早くから学校へ来ていた。



下駄箱でスリッパに履き替えて教室の前まで行く。




ここまではいつも通りだった。



そう、ここまでは。



教室に入るため、ドアに手をかけたその時……





パアンッ!!



「調子乗ってんじゃないわよっ!!」


何かを叩く乾いた音と、女の奇声が聞こえてきた。


この教室の中から。



喧嘩!?


突然の出来事に体が動かない。