スタートの合図で始まるゲーム

一緒に遊ぼう、と小さな手が私の手を包んだ。


そんな私達を見たお母さんはフフっと微笑み、仲良く遊ぶのよ~と言って出ていった。



二人っきりになった部屋。


時計の進む針の音だけが響いていた。


最初に言葉を発したのは向日葵の様な笑顔を見せた女の子。


「何してたの?」


「……お勉強。」


少しうつむきながら答えた。




「………。」



……何?小学校のくせに真面目ぶってるんじゃないわよ、とか言いたいの?



でも、その子は私が考えもしなかった事を言った。




「すご~い!!玲奈ちゃん、頑張りやさんなんだね!今度私にお勉強教えて?」



輝いる彼女の目に、嘘は一つも無かった。