スタートの合図で始まるゲーム

大分話していたのか、廊下に生徒の姿は一人も無かった。


まだ肌寒いこの季節。


自然とポケットに手を突っ込み、教室まで歩いた。






ガヤガヤと騒がしい教室内に、まだ先生の姿は無い。


自分の席に座るとチラッと隣の席を見てみる。


その子は友達と楽しそうにしゃべっていて、友達の方も可愛いけど、負けないくらいその子も可愛かった。


白い肌に肩にかかるくらいの黒髪は、窓から入る春風にサラサラとなびいていた。
パチパチと大きな目が輝いている。


……ふーん、結構可愛いじゃん。