「誰か、誰か・・・」
だんだんと呼吸をするのも怪しくなってきたようだった。麻友は母親の腕に抱かれ、肩で息をしている。母親は叫ぶのをやめ、泣くしかなかった。白髪へと変わってしまった老婆のような娘を前にしたならば、こうなってしまうのはしかたのない話なのかも知れない。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・。おばさん?」
幼なじみだから、何度となく麻友の母親に優は会っている。だから、後ろ姿だけですぐにわかった。
「優・・・。お願い、救急車を呼んで」
「えっ、どういう事?」
「麻友が、麻友が・・・」
母親の腕の中にいるのは老婆だ。とてもじゃないが、麻友には見えない。かと言って、麻友の母親が嘘を言う理由などないし、よく見ると自分の学校の制服を着ている。
「それが・・・麻友?」
「いいから、早く!早く呼んで!
「わ、わかった」
支離滅裂だった。今、この状況がとても現実とは思えない。それにこんな病気ってあるのだろうか。一瞬で女子高生が老婆になってしまうなんて聞いた事がない。ありのままを伝えるが、まったく信じてもらえない。この様子だと電話を切られてしまいそうだ。
「代わって。麻友をお願い・・・」
優の携帯を奪うように取り上げ、麻友を抱いているように命じられた。
「ま、麻友・・・」
「優なりか?」
この口調はまさしく麻友だ。もう目も見えてないようで、目を細くし、必死に顔を確認しているようだった。
「そ、そうだよ。いったい、どうしたって言うんだ?」
だんだんと呼吸をするのも怪しくなってきたようだった。麻友は母親の腕に抱かれ、肩で息をしている。母親は叫ぶのをやめ、泣くしかなかった。白髪へと変わってしまった老婆のような娘を前にしたならば、こうなってしまうのはしかたのない話なのかも知れない。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・。おばさん?」
幼なじみだから、何度となく麻友の母親に優は会っている。だから、後ろ姿だけですぐにわかった。
「優・・・。お願い、救急車を呼んで」
「えっ、どういう事?」
「麻友が、麻友が・・・」
母親の腕の中にいるのは老婆だ。とてもじゃないが、麻友には見えない。かと言って、麻友の母親が嘘を言う理由などないし、よく見ると自分の学校の制服を着ている。
「それが・・・麻友?」
「いいから、早く!早く呼んで!
「わ、わかった」
支離滅裂だった。今、この状況がとても現実とは思えない。それにこんな病気ってあるのだろうか。一瞬で女子高生が老婆になってしまうなんて聞いた事がない。ありのままを伝えるが、まったく信じてもらえない。この様子だと電話を切られてしまいそうだ。
「代わって。麻友をお願い・・・」
優の携帯を奪うように取り上げ、麻友を抱いているように命じられた。
「ま、麻友・・・」
「優なりか?」
この口調はまさしく麻友だ。もう目も見えてないようで、目を細くし、必死に顔を確認しているようだった。
「そ、そうだよ。いったい、どうしたって言うんだ?」


