満腹になると、人はどこまでも続くかのような幸福感を、その笑顔で表現しようとする。今の麻友もまさにそうだった。天にも昇る感じに目を細め、口の中に広がった味のハーモニーに、酔いしれている。
「おいしかったのね」
母親は聞いた。
「うん、とっても、とーってもおいしかったなり」
「そう、よかった」
娘の顔を見て、とても喜んでいた。
「それなら話してくれるかな、優の事?」
「な、何言ってるなりか・・・」
あたふたするしかなかった。幸福な笑顔は消え、額から汗が滲み出してきた。どれだけ焦っているか、容易にうかがえた。
「だって、誰がどう見たって、麻友が優の事好きなのはわかるよ。それを必死にごまかしたって、無理に決まってるでしょ?」
「そ、そうなりか!」
「うん、まさか気づいてなかったの?」
「だって、今まで誰にも言われたことなかったし・・・」
「それはもう付き合っていると思い込んでたからでしょ。それならわざわざ聞くこともないしね」
「おいしかったのね」
母親は聞いた。
「うん、とっても、とーってもおいしかったなり」
「そう、よかった」
娘の顔を見て、とても喜んでいた。
「それなら話してくれるかな、優の事?」
「な、何言ってるなりか・・・」
あたふたするしかなかった。幸福な笑顔は消え、額から汗が滲み出してきた。どれだけ焦っているか、容易にうかがえた。
「だって、誰がどう見たって、麻友が優の事好きなのはわかるよ。それを必死にごまかしたって、無理に決まってるでしょ?」
「そ、そうなりか!」
「うん、まさか気づいてなかったの?」
「だって、今まで誰にも言われたことなかったし・・・」
「それはもう付き合っていると思い込んでたからでしょ。それならわざわざ聞くこともないしね」


