「そうだよ、優。歌え、歌え」
みなみの一言を受け、空助はマイクを渡した。
「歌えって、何も曲選んでないし」
「そんなの、これでいいじゃん」
みなみは送信ボタンを押した。すると、すぐに曲が始まった。
「何、この曲?知らないって」
「大丈夫。一緒に歌えば、なんとかなるよ」
みなみは優の手を取り立ち上がった。
「?!」
優はそれにしたがったが、曲を知らない不安とみなみの大胆な行動に困惑していた。だから、マイクを持っていても声は出ておらず、ノリも今一つだった。
「ほら、サビだよ」
と言われても、どこまでも知らない曲でしかなかった。なんとなく想像はつく。けれども、無理矢理な感は拭えなくて、不満足感だけしか優にはなかった。
そして、曲が終わると疲れが優に覆い被さってきた。体が重い。
「なんだ、うまいじゃん」
それにみなみは気づいていない。屈託のない笑顔で優を見る。と言われても素直に喜べないのは、心の状態が影響しているのは明らかだった。
「ありがとう・・・」
「なんかノリ悪いなぁ。私の事嫌い?あぁ、心海辺りが好み?さっきからそっちばかり見てたもんね」
別に心海のことなど、なんとも思っていない。心海の方を見てたとしたら、それは出口の方を見ていただけだ。自分から望んで来たはずなのに、居心地の悪さを覚えていた。だからだ。
みなみの一言を受け、空助はマイクを渡した。
「歌えって、何も曲選んでないし」
「そんなの、これでいいじゃん」
みなみは送信ボタンを押した。すると、すぐに曲が始まった。
「何、この曲?知らないって」
「大丈夫。一緒に歌えば、なんとかなるよ」
みなみは優の手を取り立ち上がった。
「?!」
優はそれにしたがったが、曲を知らない不安とみなみの大胆な行動に困惑していた。だから、マイクを持っていても声は出ておらず、ノリも今一つだった。
「ほら、サビだよ」
と言われても、どこまでも知らない曲でしかなかった。なんとなく想像はつく。けれども、無理矢理な感は拭えなくて、不満足感だけしか優にはなかった。
そして、曲が終わると疲れが優に覆い被さってきた。体が重い。
「なんだ、うまいじゃん」
それにみなみは気づいていない。屈託のない笑顔で優を見る。と言われても素直に喜べないのは、心の状態が影響しているのは明らかだった。
「ありがとう・・・」
「なんかノリ悪いなぁ。私の事嫌い?あぁ、心海辺りが好み?さっきからそっちばかり見てたもんね」
別に心海のことなど、なんとも思っていない。心海の方を見てたとしたら、それは出口の方を見ていただけだ。自分から望んで来たはずなのに、居心地の悪さを覚えていた。だからだ。


