「いないなり」
「だろ?と言うことは、“なり”ってつけるのがおかしいってわかるだろ?」
「わからないなり。なんで、みんなと同じにしないといけないなり?」
あっけらかんと答えた。しかし、返す言葉が見つからない。麻友の言っている事に対して、優は思う。みんなと同じでなければいけない理由ってなんなんだろう。それを突き詰めていくと、どうしても答えが見つからないのだ。
「ま、いいや。好きにしろよ」
「うん、好きにするなり!だから、優、好きなり!」
満面の笑顔をし、無邪気に抱きついた。麻友はどこか天然のところがあるから、こんな事は日常茶飯事だった。けれども、通学路のこんなに人がたくさんいるところで、こんな風に強く抱きつかれたのは初めてだ。周りにいた何人かが騒いでいる。美男美女の組み合わせだから当然と言えば当然なのだが。
「お、おい。みんな、見てるって」
「関係ないなり。いつもしてるなり!」
優の制止をまったく聞かない。
それどころか力を強くして、ますます優を困らせようとした。
「やめろって・・・」
しかし、麻友はやめない。意地を張っているのだ。
困り果てた優。そこに通りかかった空助がニヤニヤとしながら、話しかけてきた。
「だろ?と言うことは、“なり”ってつけるのがおかしいってわかるだろ?」
「わからないなり。なんで、みんなと同じにしないといけないなり?」
あっけらかんと答えた。しかし、返す言葉が見つからない。麻友の言っている事に対して、優は思う。みんなと同じでなければいけない理由ってなんなんだろう。それを突き詰めていくと、どうしても答えが見つからないのだ。
「ま、いいや。好きにしろよ」
「うん、好きにするなり!だから、優、好きなり!」
満面の笑顔をし、無邪気に抱きついた。麻友はどこか天然のところがあるから、こんな事は日常茶飯事だった。けれども、通学路のこんなに人がたくさんいるところで、こんな風に強く抱きつかれたのは初めてだ。周りにいた何人かが騒いでいる。美男美女の組み合わせだから当然と言えば当然なのだが。
「お、おい。みんな、見てるって」
「関係ないなり。いつもしてるなり!」
優の制止をまったく聞かない。
それどころか力を強くして、ますます優を困らせようとした。
「やめろって・・・」
しかし、麻友はやめない。意地を張っているのだ。
困り果てた優。そこに通りかかった空助がニヤニヤとしながら、話しかけてきた。


