----次の日


俺は朝早く、梨乃の病室に来ていた。




【ガチャッ】





「ゲホッゴホ…ッ」





「り、梨乃!?」

「ゴホゴホッ...ケホッ...」


梨乃が咳き込みながら...吐いていた。




「…はぁはぁ...」

「おい!!大丈夫か!?」


とても呼吸が苦しそうだった。
俺はすぐさま、ナースコールを押した。
間も無く応答がきた。




「―――――――どうされました?」

「呼吸が...苦しそうで..!!
早く来てください!!!」

「…とりあえず背中をさすって楽にさせてください。
今からそちらに行きます」


落ち着いた様子で話している看護師。
俺は梨乃の背中をさする。




「大丈夫か!?息できるか!?」

「はぁ..はぁ...」


声もでない様子だった。




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