私は元の場所に戻ると、エルシルド様に声を掛ける。
「私のではありませんでした!」
「いや・・・そうではなくて・・・」
私の言葉に、さらにエルシルド様が困った様子を見せた。
何が困るのかわからなくて首をかしげてしまう。
「・・・すまないが、引き取ってくれないか?」
そう言われて、エルシルド様が何を困っているのかに気づいた。
女性の下着を持っていればエルシルド様が困るのは当然だ。
私の物じゃなくても、引き取るべきだろう。
「い、今着替えて下に降ります!」
「では、この真下に下りてきてくれ」
「はい! では、少し待っててもらえますか?」
「・・・ああ」
私は急いで濡れた体を拭いて、服に着替える。
入浴場を出て廊下を歩いていて、自分の部屋の前を通った時、思い出した。
エルシルド様は腕に怪我をしていた、やっぱり応急処置でも手当てをさせてほしい。
それでさらに想いが深くなっても、もう、落し物を引き取りにいく時点でエルシルド様とは会うのだ。
手当てを追加したぐらいでは変わらない。
急いで部屋から小さな救急キットを持ち出し、急いで出入り口へと向かう。
もう、ずいぶんと遅い時間のようで、みんなはもっと先の入り口の方で騒いでいた。
一番近い出入り口で寮を護衛しているガーディアンに声を掛けられる。
「こんな時間にお出かけですか?」
「マリアさん、こんばんわ。ちょっと落し物を取りにすぐそこまで行ってきます」
「気をつけてくださいね」
「はい」
ガーディアンに小さく手を振って扉から外へ出る。
エルシルド様が待っている水溜りの場所に行くと、少し離れた木の傍でエルシルド様が待っていた。
まるで恋人同士の待ち合わせのように心が躍る。
実際はそんな甘い理由ではなく、誰かの落し物を受け取りに行くだけなのだが、どきどきとする気持ちは抑えることができなかった。
「お待たせしました!」
「わざわざすまない・・・」
落し物を拾ってくれたエルシルド様は申し訳なさそうな表情で私を見ている。
わざわざ忘れ物を渡してくれるのに、本当にお優しい方だ。
「私のではありませんでした!」
「いや・・・そうではなくて・・・」
私の言葉に、さらにエルシルド様が困った様子を見せた。
何が困るのかわからなくて首をかしげてしまう。
「・・・すまないが、引き取ってくれないか?」
そう言われて、エルシルド様が何を困っているのかに気づいた。
女性の下着を持っていればエルシルド様が困るのは当然だ。
私の物じゃなくても、引き取るべきだろう。
「い、今着替えて下に降ります!」
「では、この真下に下りてきてくれ」
「はい! では、少し待っててもらえますか?」
「・・・ああ」
私は急いで濡れた体を拭いて、服に着替える。
入浴場を出て廊下を歩いていて、自分の部屋の前を通った時、思い出した。
エルシルド様は腕に怪我をしていた、やっぱり応急処置でも手当てをさせてほしい。
それでさらに想いが深くなっても、もう、落し物を引き取りにいく時点でエルシルド様とは会うのだ。
手当てを追加したぐらいでは変わらない。
急いで部屋から小さな救急キットを持ち出し、急いで出入り口へと向かう。
もう、ずいぶんと遅い時間のようで、みんなはもっと先の入り口の方で騒いでいた。
一番近い出入り口で寮を護衛しているガーディアンに声を掛けられる。
「こんな時間にお出かけですか?」
「マリアさん、こんばんわ。ちょっと落し物を取りにすぐそこまで行ってきます」
「気をつけてくださいね」
「はい」
ガーディアンに小さく手を振って扉から外へ出る。
エルシルド様が待っている水溜りの場所に行くと、少し離れた木の傍でエルシルド様が待っていた。
まるで恋人同士の待ち合わせのように心が躍る。
実際はそんな甘い理由ではなく、誰かの落し物を受け取りに行くだけなのだが、どきどきとする気持ちは抑えることができなかった。
「お待たせしました!」
「わざわざすまない・・・」
落し物を拾ってくれたエルシルド様は申し訳なさそうな表情で私を見ている。
わざわざ忘れ物を渡してくれるのに、本当にお優しい方だ。

