君の初恋だけを


君の行為が怖くて嫌で
泣いてるわけじゃない。


自分でも意味がわからない。


溢れる想いがただこぼれ落ちていく。



私は優しく翔くんを抱き締めた。


一瞬、驚いたのか、ビクリと身体を震わせた気がした。



私は構わずそのまま抱き締め、
君にキスをする。



優しく大切に時間をかけて。



永遠とも思えるような気がした数秒間。



君は何も言わずにただ黙っていた。



唇を離してからもこの瞬間を惜しむように
ただ君を見つめていた。




それはとても寒くて、

とても静かな時間だった。