振り払おうとした手を
逆に掴まれて完全に動きを封じられてしまった。
『茉莉亜さんって、隙だらけだね…』
撫でるように首筋に唇が触れる。
触れた場所から発火しそうなくらい
熱さを感じる自分がいた。
『それとも誘ってんの?』
酷いことを言われてるはずなのに、
抵抗する力も入らなければ、
そんな状況でも君を感じてたいと
そう思っていた。
『さっきの男だって、
茉莉亜さんに気があるのバレバレなのに…
思わせ振りな態度が得意なのかな…』
獰猛な動物のように喉を鳴らしながら笑った瞬間にぞくりとしたものが爪先から脳天へかけあがった。
押さえつけられてた片方の手が
緩んだと思った瞬間に
肌に冷たい感触がはしった。
翔くんが慣れた手つきで
私の服の中の下着を外した。
『……っ!』
さっきまで冷たいグラスをもってたせいか、体温を失った手が胸を強く揉むたびに鳥肌をたてるような感覚に襲われ、おもわず甘ったるい吐息が漏れてしまった。

