「ハァ・・・ハァ・・・」

私は乱れた呼吸を整えた。


まただ・・・・


私は鼻まである前髪を上に上げた。

「何か久しぶりだなぁ~…」

そう…私はほとんど前髪を上げることはない。
いいや、絶対にない。

鏡を向こうに自分がいる。
ねぇ、どうしたらそっちに行けるの?
そっちは綺麗な世界なの?
綺麗な世界ならどんなに自分を犠牲にしても
行きたいな。


鏡の向こうがわの自分に問いかけた。
あ、もちろ心の中でね(笑)


コンコン・・・


ん?
誰だろ?

ドアに耳を傾ける