断罪有罪



すらりと伸びた長い手足、

ほっそりと華奢な肩。

腰は内臓が入ってるのかと

ききたくなるほどくびれ、

しかし女性らしいふくらみが目を引く。

…彼女は完璧な容姿をしていた。

彼女が口を開く。

周りの生徒たちは美しい彼女の声を聞き逃すまいと耳をすませた。

『な』

耳触りのよい、鈴を転がしたような可愛らしく美しい声、

彼女がそんな美しい声でどんなことを言うのかと

一層生徒たちは耳をすませた。