次の日。 僕が教室に入ると、まず人だかりが目に入った。 その中心にいるのはもちろん彼女だろう。 彼女の席からは離れた、自分の席に腰を下ろす。 すると、後ろから声をかけられた。 「おはよう、右京」 幼なじみのひまりだった。