あたしの恋

「…ほら…\\\」


公園を出て二人並んであるいてると市川君が手をのばしてくれた。

こんな些細なことで嬉しいって思ってしまう。



そっと手を重ね、あたしの家を目指して歩き出す。



「送ってくれてありがと」

「どういたしまして」


「じゃぁね」


市川君に背を向けマンションの中に入ろうとした。


「待って」

市川君に腕を引っ張られ引き止められた。


「どうし…っん…」


「じゃぁまた明日」