市川君があたしのこと…好き?


「返事は…今度でいいから」


嘘嘘…
心臓がうるさいです…


「じゃぁ帰ろうか」


そう言って市川君は立ち上がった。



返事…
するに決まってんじゃん!

逃げないでよ…



「待って」


あたしは市川君の制服を引っ張った。