「遅く…なっちゃった…はぁ…」

息を整えながら言う。


「来てくれてありがとな」


首を横に振る。



「言いたいこと言うね」

「うん」


「あたしは翼に会えてよかった!たくさんのこと教えてもらったし!別れるの納得したよ…けどあたしはずっと翼のこと好きだから」



「無理すんなよ…違うやつ好きになってもいいからな」


「翼以上の男が現れたらそうする!」


「バーカ」


くしゃくしゃとあたしの頭を撫でてくれた。

これも最後か…