午前の部。

あたしはお客さんに振り回された。


「お飲み物をお待ちしました。ご主人様!」


とびきりのスマイルで。
あたしはこんなことを言い続けた。


いつになったら終わるのー!
心の中ではそう叫んでいた。



「お疲れ様でした~」
「お、つかれ…さま…」


午前の担当は何とか終了した。




「ちえ?大丈夫…」

「なんとか…」

「さっ早く着替えて次はこれにね」


忘れてた…
コスプレショーがあるんだっけ?