あたしの恋

「お風呂ありがと」

「髪、乾かすよ」


翼はドライヤーを片手に持っていた。


初めてだ…
人に髪を乾かしてもらうなんて…


「髪長いな」

「中学のときから切ってなくて」


あたしの髪を触る翼の手がくすぐったくて。


「クスッ」


笑ってしまった。


「何がおかしぃんだよ」

「別に~」


あぁこれだ。
この何気ない会話。