あたしの恋

「高校に入って翼に出会えて…付き合えて…」


ずっと真剣にあたしの話を聞いてくれてる翼。



「嬉しくて、幸せで。なのに不幸はまた起きた」


ぐっと涙をこらえる。


「神様はあたしにだけ意地悪だね…今日不幸がまた…」


なかなかこの先が言い出せない。


「お母さんが…「もういい。ちえ」


あたしの言葉を遮る翼。



あたしは立ち上がって最後の一言を言う。