「千晴ちゃんっぽいね〜」 「ありがとう。 忍くんは?」 「俺はなんだろう…。 書籍のほうに興味がある」 なんだろうってなんだ? 「へぇ〜。本好きなの?」 「わりと」 普通だったら夢を追いかけている人間は 夢を語るときが活き活きしているはずなのに この人はまるで自分の夢の話をしたくないように見えた。 社会で何かあった? やっぱり夢と現実は違うって事なのかな?