確かに…。 でも、彼に賛同するのは気恥ずかしい。 私は黙ったまま俯いていた。 応援する…か…。 私はこいつのこと素直に応援できるほど出来ていない。 今だって2次面接で落ちたことにホッとしている。 先越されたくないっていうのが丸見えだ。 あたしって成長しないな。 「あのさ」 私の声は震えていた。 そのことを隠すかのように 声を張る。