「千晴ちゃん何飲む?」 「ゆずサワー」 「“のんある”の?」 「違う。普通のゆずサワー」 「そっか。千晴ちゃんも二十歳になったんだよね」 「バカにしてるでしょ」 「してないよ」 彼がタッチパネルを操作し もう頼んだのかハイボールとゆずサワーが運ばれる。 「テキトーに注文しといたから。 追加で注文したい場合は言って」 「ありがとう」