「実はね、ポスター制作者に 中原さんを推薦したのは忍くんなの」 先生が突然、爆弾発言をした。 「え!?」 とっさに間抜けな顔で彼を見てしまった。 彼はフフッと笑う。 「面接の練習を先生に付き合ってもらったあと 急に先生にその話持ちかけられてさ。 俺、デザインは苦手だからもっと適任がいますよってことで 千晴ちゃんにお願いしたの」 それって単に自分がやりたくなかったから 人に押し付けたんじゃないの?