でも、やはり現実はそう甘くなかった。 就活をするどころか短期のアルバイトさえも締め切りは過ぎていて 働くことができなかった。 完全に学生ニートじゃん。 憂鬱な気分で食卓につく。 「アルバイトは決まりそうか?」 父親は私に聞く。 前の会社では私はいきなり契約社員として入った。 研修期間で辞めたので職歴には残らないが 気持ち的な問題で今度はアルバイトで探そうと思う。 「まだ」 私はご飯を口に含んだ。