「おはよ」 斜め前で男子たちと集う彼が 顔を上げ私を見ている。 ……私に言ってるのか? いつもは私が来ると子犬みたいにビクビクしているくせに。 って、私が勝手にそう解釈しているだけで 本人は私のことはただの年下にしか思ってないのだろうな。 どんなに言動が幼かろうが 相手は私より大人なんだ。 そう思うと劣等感を味わう。