問診票を書かずに待つって事はここに来たのは2回目以上なのか…。 私はとりあえず空いている一番後ろの席に座った。 彼も当たり前かのように私の隣りに座る。 いつもの私だったら彼を威嚇するだろうけど今は困惑してて何も言えなかった。 「仕事のこと?」 彼が唐突に聞いてきた。 私たちの担任の先生は口が軽く 誰が内定決まっただの誰がいつから出社するだのぺらぺら話してしまう。 だから私は先生には相談しなかった。 それなのに彼は当てた。