「ほう。ならば舞いはどうだ? ハバキと、ここにいるみなのために武運を祈って、舞いを舞ってはくれぬか。おまえがまっことカンナギで、ハバキを籠絡し寝首をかきに来た間者(かんじゃ)でないというなら、舞いの一つぐらい舞えるだろう」
「カリハ」
ハバキが顔をしかめると、カリハは大袈裟に肩をすくめた。
「おれはみなが云いたいと思っていることを云ってやったまでさ」
「カリハ」
ハバキが顔をしかめると、カリハは大袈裟に肩をすくめた。
「おれはみなが云いたいと思っていることを云ってやったまでさ」
