一歩踏みだそうとすると、足もとの岩が崩れ、姫夜はハッと後ずさった。 崩れた小石は深い裂け目に落ちてゆく。 姫夜の腕を誰かが鉄のような力で掴んだ。 振り向くと、ハバキがけわしい形相で立っていた。 ハバキは長剣をかまえた。燃えさかる真っ白な炎にあたりが明るくなる。