ハバキは裂けたうわぎの切れ端を口に押し込んだ。今、酒を喰らって気を失いでもしたら、姫夜が目を覚ましたときに止めるものがいない。 那智は容赦なく縫い始めた。 一針ごとにハバキの顔は真っ赤になり、たくましい体躯に汗が噴き出した。七針縫って、那智は糸を切った。