四肢がばらばらになってしまったように、姫夜はハバキの腕に身をゆだねた。

「もしおまえをあの世へ連れ去ろうとするものがあれば、それがおまえの母だろうと父だろうと俺がこの手で殺してやる」

「…………いい」

 姫夜は、ほとんど聞きとれぬほどのかすかな声で、いった。