「つかまれ」
叫んだとたん、姫夜の背に、めりめりと肉を裂くような激痛が走った。
「ああっ――!」
姫夜の背中にふたつの突起が盛りあがったかと思うと、するどい骨が皮膚を裂いて現れた。それは両側に広がりながらわさわさと羽根が生え、大きな翡翠の翼に変わった。
叫んだとたん、姫夜の背に、めりめりと肉を裂くような激痛が走った。
「ああっ――!」
姫夜の背中にふたつの突起が盛りあがったかと思うと、するどい骨が皮膚を裂いて現れた。それは両側に広がりながらわさわさと羽根が生え、大きな翡翠の翼に変わった。
