(その忌み名は滅多なことで口にしてはならぬ。それは滅びをもたらす神の名、あるいは厄災そのものの名なのだよ) (その神はどこにいるの?) (怖がることはない。その神は今、水底で眠りをむさぼっておられる) (水底に――?)